介護業界で働く人の声/News  |

介護職ならではの抱えるストレスとは


日本が、少子高齢化から、超高齢化社会をに進む一方で、将来介護職員として働く事を目指し
社会福祉大学や、専門学校を卒業て、社会福祉士や精神福祉士の資格を習得し、いざ現場で働いてみると、
学校で習っていた事と、今の日本が抱える現実問題とのギャップにストレスを感じる時がしばしば訪れます。

特に、終身で入居可能な特別養護老人ホームには、日常生活動作の大半に常に見守りが必要な、介護認定制度で要介護度の高いお年寄りが沢山います。入浴介助も、身体を支える、抱き上げるなど腰に負担が掛り、女性には何かと重労働です。
また、独身の若い女性職員が、男性のお年寄りの入浴介助を手助けする時には、性による羞恥心の壁を越えていかねばなりません。
また、認知症の人は、自分の置かれている状況把握が出来てない事もあり、いくら親切に接していても、介護拒否が見られることもあり、「自分は、一生懸命やっているのにどうしてなのだろう」というジレンマも介護ストレスに結びつきます。
それを、同じ職場の看護師の資格を持った先輩などに、医療従事者の立場から指摘されると「自分達とはやはり違うんだ」と職員同士の上下関係にもストレスや悩みを感じてしまう事があります。その様な境地に立たされた時は職場の垣根を越えてチームワークを大切に考えなければ職場で孤立してしまいます。

それまで障害者自立法とされていたものが「障害者総合支援法」に拡大されたことにより、常時介護を要する障害者等への支援範囲が拡大されました。
これにより重度の介護が必要な人の給付金が増える可能性がありますが、新しい法律は適用者とその給付金請求のデータ作成を個人でやるのは非常に困難なものです。
そういったサポートも介護サービスの中で提供していかねばなりません。
障害者給付金のデータを簡単に作成してくれる障害者用ソフトなどもあるようです。
事業者向けではありますが給付資料の代行をしてくれるためストレスを軽減してくれることでしょう。
便利なシステムを積極的に活用し、できるだけ負担を減らしていくことで過度なストレス状態に陥るのを防ぐことができます。