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紙おむつの選び方について


紙おむつを使用するのは赤ちゃんと高齢者です。まず赤ちゃんの場合ですが、生まれてすぐは新生児用を使用します。これはメーカーによって、腰回り、足まわり、形など微妙な差があります。赤ちゃんの体系によって合う、合わないがありますので、一番フィットする商品が見つかるまでは、小さいパックの物を利用しましょう。赤ちゃんはすぐに大きくなりますので、間もなくS用を使用します。

赤ちゃんの体系に合ったメーカーが決まると枚数の多い物を買うのが経済的です。その時の紙おむつの選び方の注意点ですが、お尻側の表面剤、吸収材、外側の表面剤と3層になっています。この吸収材のしっかりとしてものを選びましょう。これが悪いと、かぶれの原因になります。ギャザーが足周りにフィットしてることと、テープがしっかりとつくことも重要ですね。

大人用は、立って歩ける人の場合は、安心して生活が出来るようにするためには、ナプキン型尿ケアパッドを使用します。少し介助の必要な人は、下着と同じ脱ぎ剥ぎが出来る薄型の紙パンツがいいのです。殆ど座って生活をする方はパンツとパッドが併用タイプになっているものが経済的で安心です。ほとんど寝ているけれど座れる方は、パンツタイプ、テープ機能の両方がある2wayタイプがいいのです。寝て過ごす事が多い方はテープ式紙おむつと吸収力のあるパッドの併用が適しています。

紙おむつと聞くと今は当たり前ですが、ちょっと豆知識を。紙おむつの発祥はヨーロッパです。当時、第二次大戦で布おむつを洗う石鹸は物資不足になり、綿花の輸入も経済封鎖等で入手しづらい地域もありました。布おむつの代用品として考えられたのが紙おむつです。改良を重ね今の形になったのですが、元は戦争があったからできたというのは知りませんでしたね。日本には1970年代に入ってきたそうですが、恐らくパンパースが最初の紙おむつブランドだと思われます。日本では一部の人は紙おむつのことをパンパースって言ったりするのはそのせいでしょうね。