介護の本音  |

高齢の親の介護と仕事の両立を目指す方のための、お役立ち情報をご紹介します

40代、50代は、仕事における責任も増し「働き盛り」と言われる世代。同時に、親が高齢になり介護について頭をよぎり始める年齢でもあります。

介護は、親が年を重ね徐々に必要性を感じる場合もあれば、ある日突然、必要となる場合もあります。これまで元気に暮らしていた親が脳梗塞で倒れ、重篤な半身麻痺を抱えてしまった…といった話は、決して珍しいことではありません。いつ終わるとも言えない介護、介護離職をしてしまえば、再就職の時期の目途もつきません。多くの働く世代の方が、仕事を継続しつつ介護を行う、という選択をするのではないかと思います。

今回は、仕事と親の介護を両立させるために役立つ情報をお届けします。今現在、親が元気に暮らしているという方も、すでに親の介護を行っており負担を感じているという方も、ぜひ参考にしてみてください。

仕事と介護を両立するなら、保険外サービスの利用も検討しましょう

仕事をしながら親の介護をしようとした場合、すべての介護を自身で行うことは現実的ではありません。親の身体状況にもよりますが、定期的な排泄ケアが必要であったり、食事を準備する必要などがある場合、その時だけ仕事を抜けるということは、ほとんどの職場において難しいと思います。

そのため、何らかの介護サービスを利用することになると思います。介護サービスには、介護保険で利用できるものと、自費で利用するものがあります。ヘルパーの人に自宅へ来てもらい、排泄ケアや食事の用意、入浴などを行ってもらうなどのサービスは、介護保険で受けることができます。そのほか、リハビリや医療的な処置なども、介護保険を利用して自宅で受けることができます。

しかしながら、介護保険を利用してのサービスは、受けることができる時間に制限があります。サービスの内容ごとに時間が割り振られており、すべてのサービスをトータルして受けることができる時間が、介護度ごとに決まっているのです。

また、介護を受ける本人以外の食事や洗濯はできないなど、規定があります。例えば食事を用意してもらう場合、手間は同じだとしても、家族の分もまとめて作ってもらう、といったことはできません。そのため、食材が余ったり食費が余分にかかったりするということがあります。

このように、介護保険を利用してのサービスは様々な制限があります。働きながら親の介護をする場合、この制限により、頭を悩ませることが多いです。少々割高だとしても、働きながら介護を行う場合は、保険外の自費でのサービスも選択肢に入れることがおすすめです。

介護用品は通販でも買えます

意外と知られていないことなのですが、介護用品の多くは通販でも購入することができます。特に消耗品であるオムツや尿取りパッドなどは、購入の頻度も高く非常にかさばるものなので、通販での購入がおすすめです。通販ショップの中には、病院にも商品を卸している医療・介護用品商社が運営しているところもあります。「ハートプラス」などがその例です。そのような通販ショップなら病院で採用されているものと同じ介護用品が買えるので、安心感がありますよ。
医療用品・介護用品専門の通販ショップ「ハートプラス」

高齢社会となった現在、自宅での介護の負担を減らすサービスや通販ショップは非常に多くあります。仕事と親の介護の両立を目指すなら、そのようなサービスやショップを積極的に利用すると良いでしょう。